うるおい成分・フコイダンの正体っていったい何だ!?(後篇)

2017.03.09 @cosme nippon Story @cosme nippon編集部

うるおい成分・フコイダンの正体っていったい何だ!?(前篇)はこちら
長年フコイダンの研究をしている友利さんのお話で、沖縄の名産・オキナワモズクには多くのフコイダンが含まれていることがわかりました。では、収獲されたオキナワモズクからフコイダンをどのように抽出しているのか、私たちは引き続きお話を聞くことにしました。

「フコイダンは熱水を使ってオキナワモズクをドロドロに溶かして抽出するんです。抽出されるフコイダンは、おおよそ1トンのオキナワモズクから10キログラム(素材の100分の1程度の量)。これだけのモズクの生産量を誇る沖縄だからこそ、全国へ供給ができているんですね」

特別に見せていただいた研究施設の様子。ここでは、採取したさまざまなデータから、フコイダンの新たな活用分野についての研究が行われています。

太陽の光を海中まで届け、フコイダンの原料であるオキナワモズクを育む透明な海―。
話を聞くと、全国で生産されているモズクの実に9割が沖縄で生産されていて、かつその4~5割をうるま市の勝連漁協で生産しているそうです。
全国で食べられているモズクのほとんどを、この海で生産しているのには何か理由があるのでしょうか。

「オキナワモズクは、北は奄美大島、南は八重山諸島(石垣島)のあたりまででしか生息していないんです。オキナワモズクがこのあたりの海でよく育つ理由としては、南北のちょうど中間の緯度であることが関係しているのではないかという人もいますね。また環境面では、海だけではなく山も関係しているのではないかという説もあります。山に染み込んだ雨水が、海底から山の栄養成分を含んだ状態で湧水しているとも言われているんです」

ほほー、オキナワモズクは大地の恵みでもあるかもしれないと!

「それに海水の透明度が高く、遠浅の海が広がっているので、太陽光が海底にまで届きやすい。これは光合成によって成長する植物(オキナワモズク)にとって最適な環境なんです」

沖縄の美しい自然に育まれたオキナワモズクから抽出される貴重なフコイダン。まだまだこの先に可能性があるのかを伺いました。

「フコイダンは研究をすればするほど新しい発見があるので、フコイダンの可能性はまだまだあるとみています。美容への活用用途もさらに広がっていくのではないでしょうか」

ありがとうございました!
日本人が昔から親しんできた海藻の力。これからもますます期待ができそうです。

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